プロローグ①

2012年、みちのくの「翔平」が160キロを出し世間を驚かせていた時、高校生の「翔平」は飯を食べていた。

2016年、日本の「翔平」が165キロを出し世間を驚かせていた時、大学生の「翔平」はひたすら飯を食べていた。

2021年、世界の「翔平」がMLBで二刀流として活躍していた時、ニートの「翔平」はただひたすら飯を食べていた。

2024年夏、ドジャース優勝に向け自身も40-40達成でさらに記録を伸ばそうとする「翔平」を見ながら、「翔平」は飯を食べていた。

私は野球が好きで、特に同名の彼を応援している。同世代で輝く彼を見て私も勇気をもらっているのだ。

彼の活躍を見ながら私はふと自分の姿を見る。
ここ最近、自分の姿を鏡でマジマジと見ることも少なくなった気がする。


ふと鏡を見るとそこには…


「パンパンの顔」「たるみを超えてまん丸すぎるお腹」
まさに、「ザ・肥満体型」というような男が目の前にいた。

「俺って、こんなに太ってたんだっけ…?」

つづく…

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